DIALOGUE
女性役員対談
誰もが活躍できる組織へ。
「女性活躍」は、その第一歩。

執行役員
マーケティンググループ長
山﨑 圭子
87年グループ会社入社後、広報を担当。98年から宣伝販促・PR、営業推進を担当。02年にオンワード樫山へ転籍し、新規事業本部に所属。11年にはマーケティング戦略室の立上げに従事し、14年に係長、18年に課長昇進。23年にマーケティンググループの部長に昇進。24年より現職。
執行役員
第一カンパニー副カンパニー長
平野 佳代子
97年入社後、関東支店レディス販売二部に配属。百貨店ブランドの営業、商品発注、ディストリビューション業務に従事し、03年に係長、07年には課長に昇進。18年には23区の販売部長昇進。その後販売人財部長を経て、23年に百貨店レディスブランドを扱う第一カンパニーへ異動。24年より現職。
女性のお客様のためにも、経営にもっと女性ならではの視点を。
オンワード樫山が女性活躍推進を大切にするのはなぜ?

これまで店頭のスタイリストやデザイナー職は女性が多く活躍していましたが、経営職はどちらかというと男性が多く、役員の女性比率は低い企業でした。一方で、購買してくださるお客様の9割は女性です。女性のニーズや多様化する世の中に対応するためにも、女性の視点を経営にも活かすことは企業の強みになると思います。

女性活躍を推進する世の中の流れも当然あると思います。加えて、性別にかかわらず努力やスキルに応じて正当に評価される環境は、社員の働きやすさ、仕事に対する意識の向上につながる。このことを経営陣がしっかりと理解をし、推進した結果だと思います。

そのような配慮を感じる分、女性活躍における弊社のロールモデルになることも私たちの重要な役割だと思いますので、プレッシャーもありますね。まずはさまざまな場面で、女性ならではの視点を取り入れ、マネジメントはもちろん、女性も男性も働きやすい職場環境づくりにも貢献していきたいと考えています。

女性ならではの視点で新しい発想、働き方を追求したいですね。女性リーダーとしてのコミュニケーションや、自分らしいマネジメントスタイルを常に自分の中に持っていることも大切だと思っています。社内の女性たちが、役職に就いてイキイキと活躍したいと思えるように、自分自身が仕事もプライベートも充実させていきたいですし、その姿を見せることで、後が続いていくと信じています。

やりたいことをやりましょう。
仲間の協力やサポートが、必ずあります。
どうすれば女性も役職に就いて活躍できる?

重要なのは新しいことにチャレンジする力だと思います。それには個人の意欲はもちろん、チームや社内連携が大切ですが、幸い弊社には「一緒にやろう」の文化が根付いています。周囲を巻き込みながら、どんどん新たなことにチャレンジし、それが成果につながる、そんな好循環を生み出したいですね。

意思のある社員に権限を与え、何でも挑戦させてくれる風土がオンワード樫山にはあります。ライフイベントの有無にかかわらずキャリアを形成できる仕組みができていますので、若手もベテランも、男性も女性も、そのような環境の中でさまざまなことに挑戦し、結果を出すことを楽しんでほしいですね。

今は女性が活躍するための制度も整っています。私が出産した当時は、出産後も働き続ける前例は少なく、仕事と家庭の両立に不安を抱えることもありましたが、環境は大きく変わりました。自分らしいワークとライフのバランスを取りながら成果を追求できると思いますし、率先してその姿を見せることが女性たちの励みになればと思います。

結婚・出産・子育てをしながら働く女性を支援すること=「女性活躍」だけを推進したいのではありません。男女問わず、多様性のある働き方やワークライフバランスが大切なのだと思います。ただ女性を優遇するのではなく、性別や価値観を問わず、誰もが心地よく働き、活躍できる会社をめざすための第一歩として、「女性活躍」の推進があるのではないでしょうか。


役員が率先して休みます。
すでに私たち、最長で9連休を
取得&満喫しました。
ワークライフバランスは大丈夫?

役員になってから、定時での退社やきちんとした休日取得を一層心がけるようにし、よりワークとライフのバランスをとるようにしています。私自身が率先して行動することで、チームメンバーもより日々の業務とプライベートが両立しやすくなると思うからです。常にチーム内の業務を補完し合いながら、それぞれのワークライフバランスを追求していく環境づくりも重視しています。

上司が率先して行動することが大切だと考えています。この夏は9連休をとってリフレッシュできました。仕事はもちろん、ライフを充実させるために、仕事の時間とのバランスをしっかりとることに関しても、自らが手本となることが、社員の健全な働き方につながっていくと思います。

私も夏休みは9連休を取得しました。私のチームでは、レジャーや旅行などプライベートも一緒に楽しんだり、部署を超えてコミュニケーションを図ったりする様子も多く見られます。これからも、それぞれのワークライフバランスを尊重しながら、チームメンバーのモチベーションを高くキープし、仕事ができる職場環境をサポートしていきたいですね。

自分の人生において、会社、仕事の比重をどのくらいで考えるかは人それぞれです。山﨑さんがおっしゃったように、会社の中で部署を超えて、プライベートの仲間が増え、思わぬライフの充実につながることもあると思います。オンワード樫山には、お互いの価値観を尊重し合える環境があり、これはある意味、弊社の誇りとも言えそうです。

ワクワクするビジネスを、
一緒に考えましょう!
就活生にメッセージを伝えるとしたら?

弊社は2027年で100周年を迎えます。これまで、紳士服からスタートし、婦人服事業を発展させ、いち早く海外への進出も果たしてきました。さらに、ライフスタイル事業への挑戦も続けるなど、常に時代を先行し、積極的に新たなビジネスを創造してきた会社です。そして今、デジタルやAIの急速な進化やコロナによる消費動向の変貌に対応するために、企業は大きく変革が求められています。ここからは一層、新たなアイデアや感性が必要となります。若い皆さんの創造力がとても重要なのです。ぜひ、一緒に新たなビジネスに向け、挑戦していきましょう!

オンワード樫山、そしてアパレル業界全体も過渡期にあります。私の入社当時と比べても想像できないほど、流通も多様化しています。世の中にあふれるアパレル会社の中で、さらに存在感を高めていくためには、やはり新しいことへの挑戦は避けて通れません。デジタルの発展など激動の時代を当たり前のように生きてきた若い方の感覚は大いに力になってくれると思います。とんでもない発想も大歓迎です。イノベーションはそのくらい自由な視点から生まれるものですから。あなたの発想をオンワード樫山で生かしてみませんか?