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新しいファッションビジネスを創造する
STORY2
中国・上海への赴任、経理、子会社出向というキャリア。
就職活動で会社選びをする時、２つの軸を作った。そうしなければ、考え方がブレると思ったからだ。「ひとつはＢtoＣ。一般消費者向けのビジネスであること。そしてもうひとつが、グローバルな可能性を持っているということでした」。そして選んだオンワードで、一年目から驚きの配属になる。中国・上海の現地法人にいきなり行くことになったのだ。「これにはさすがに驚きました。なんてことをする会社なのかと（笑）」。語学研修を経て、中国人の営業スタッフに同行して中国全土を回った。「大きなカルチャーショックを受けましたね。商慣習はもちろん、あらゆる慣習が日本人とは違っていました」。グローバルビジネスの洗礼だった。「その一方で、エキサイティングな成長市場も垣間見ることができた。アグレッシブで行動力がすごいですから」。気をつけなければいけないことも学んだ。「こっちが身構えると、相手も身構えてしまうということ。約10か月の滞在でしたが、どこに行っても物怖じしなくなりましたね」。帰国後は経理部へ。連結決算で2700億円の売り上げを誇る企業が、どのように動いているか、数字という枠組みから見ることができた。その後は、連結対象子会社である㈱アイランドに出向。取締役のもとで経営企画実務を担う。「規模が大きくないからこそ、ビジネスの流れがよく見えました。小さなことが原因で、会社が変わっていくことがあるんです」。
