専門職
デザイナー
市場を見極め、洋服を創造する
永田 光
Hikaru Nagata
組曲事業本部
商品部商品課
CAREER
| 2005年 | 『組曲』デザイナー |
|---|
※所属部署は取材当時
STORY1
単なるモノではない。洋服を作るということ。
これがファッションデザインの現場なのだとドキドキした。分厚いサンプル帳には、これまで見たことのなかった、いろんな種類の付属品が入っている。眺めているだけでも楽しい。生地の展示会に行けば、美しい生地に圧倒された。しかし、デザインを任されるようになって、最初はとにかく悩んだ。「どんなに優秀な人でも、最初は悩むと思います。それは当たり前なんです。目の前にはすでに洋服になったデザインがある。でも、どうしてそれがいいデザインなのか、分からないから。特に自分に作りたいものが強くあると、混乱してしまうんですよね」。だからベテランも含めて、デザイナーみんなで感性を合わせる機会を持つ。例えば、全員で街に繰り出し、当該ブランドのデザイナーとして何がいいと思うのか、確認し合う。それを繰り返しているうち、求められている、いいデザインが分かるようになる。「売れることが大事だろう、と想像されるかもしれませんが、必ずしもそうではない。求められるものばかりに囚われると、新しいモノが出てこないから。感性を合わせた上で、自分なりの新しさを提案していく」。これがプロのデザイナーなのだ。「洋服って単なるモノではないですよね。自分の気持ちを高めたり、モチベーションを上げたりしてくれる存在。そんなワクワクするモノであってほしいし、着用してうれしいと思っていただけるモノこそ作らないといけないと思っています」
