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ファッションビジネスの今

激しく変化する市場環境。それは「好機」の別表現でもある。

ファッションビジネスは今かつてない競争の時代を迎えています。とりわけ日本のファッション市場は今、大きな変化の時期を迎えています。最大の要因は、少子高齢化、人口減少です。2013年の人口動態推計値では、30歳代前半のマーケットは、50歳代前半と並び、大幅な人口減となることが予想されています。しかし一方で、40歳代は団塊ジュニア世代の移行により、今後の成長が期待されています。消費マーケットは、これから大きな地殻変動が起きてくることが予想されているのです。
一方、流通も改正まちづくり3法などを背景に、さらなる多様化の時代、そして激しい競争の時代に突入しています。百貨店も、今や大手百貨店グループを中心に再編が進んでいます。今後も再編は進みことが予想され、大都市圏では百貨店間の競争がさらに激化、加えて成長著しいファッションビル、駅ビル、アミューズメント施設を併設した大規模ショッピングセンターなど、業態を越えた競争も激しさを増すことになります。こうした流通の多様化は、激しい競争が消費層やニーズのさらなる細分化をもたらしています。
また、海外ブランドの日本進出が年々増加し、今や日本における専門店市場の約1割を占めるまでに拡大。さらに、衣料品マーケットは二極化の進展が顕著で、欧米のラグジュアリーブランドとロープライス高感度ブランドの参入も相次いでいます。
今、ファッションビジネスに求められているのは、高度で戦略的なマーケティングです。ファッションビジネスの大きなパラダイムの転換は、勝者のみが生き残る「優勝劣敗」が鮮明となる厳しい時代を到来させています。こうした中、オンワードは、激動の時代をむしろ「好機」と捉え、変革への新たな挑戦を表明。時代を先取りし市場の変化に柔軟に対応していく組織力と、顧客からの絶大な信頼を勝ち取るブランド力を武器に、洋々たるファッションマーケットの開拓に向け、自らを高め、強化するための新創業期と位置づけています。
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