新たな時代への挑戦
Paul Smith・JOSEPH事業本部
JOSEPH商品グループ
JOSEPH HOMME商品課総合職
マーチャンダイザー- 中村 作
- TSUKURU NAKAMURA
Interview 01
MDの仕事・役割
「例えば、今なら(2019年12月取材当時)20年秋冬のスーツの企画考案をしています。昨年の実績や市場の動向をみながら、この商品ラインは厳しかったけれど高級ラインが売れたという傾向があれば、さらにそのポイントを掘り下げながら、素材や特徴を抑え、デザイナーと話し合いを進めていきます。着心地の改修となればパタンナーと話し合いを進めます。スーツ以外でもこうして20年のトレンドを作っていくという感覚です。」
マーケティング部や営業などとも積極的に情報共有を行っていると言う。過去の経験から数字を見る力と、時代の流れを読みとく力の両方が試される仕事だ。

Interview 02
MDとしてのやりがい
「今の仕事で1番やりがいを感じているのはチームワークです。入社2年目で初めてMDという職に就いた時に、社内規定の商品原価率を越えてしまい対応する必要がありました。経験が浅く解決策に困っていると、デザイナーやパタンナーが集まって、どうしたらコストを抑えられるのかという事を協力的に考えてくれ、何とか予算内に収まったという出来事がありました。販売の方の協力もあり事なきを得たのですが、みんなの仕事を背負っているという自分の責任の重さも痛感するきっかけになりました。」
最終的に取った解決策は、コストを下げることと上代をあげることだった。販売直前の対応ということもあり、現場の怒りをかってしまうのではないかと不安だったという。そのような中、全員が前向きに捉え実績を作ることができたそう。オンワード樫山という大きなチームワークが仕事の最大の魅力だと語った。
Interview 03
今後の目標
「自分のブランドだけでなく、メンズブランド全体を見ていかなければいけないと感じています。また、ファンを根付かせるというのは当然やらなければいけないんですけど、それだとキープはできても広げていくというのは難しくなるので、定番商品を時代が変わっても価値が変わらないというところをしっかり開発していくこと、MDと営業が率先して新しいものを見つけなければいけないと思っています。」
過去の成功事例から既存顧客の満足度を高めることと、新たなファンを作っていくという二軸での考え方が重要だ。そのために新たな挑戦が不可欠だと話す彼の目は、しっかりと未来のオンワード樫山を見据えていた。
MESSAGE

「アパレル業界に興味があり、様々な会社を見た時にオンワード樫山の規模と、日本に問わず事業規模もグローバルに展開していたところに、魅力を感じて志望していました。
結果的にやりたかったモノづくりに携わることができ、満足しています。ぜひ、自身のやりたいことに素直になってチャレンジしみてください!」
(掲載の内容は撮影当時の情報に基づいております。)