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コロナ禍で得た
パタンナーの新しい働き方
  • プロダクトグループ生産技術Div.
    レディス技術第一Sec.
    パタンナー

  • Y.T

Interview 01

現在の仕事内容

「パタンナーは、デザイナーが考えたデザイン画を形にする仕事です。デザイン画を元にパターンを作り、トワル(仮の布で作った洋服)を縫ってデザイナーとチェックしていきます。この仕事のおもしろいところは、1つのデザイン画を見ても、パタンナーによってでき上がる洋服の雰囲気が異なること。デザイナーの意図をどう表現するかは、パタンナーの力の見せ所です。ただ、最終的に量産されるので、工場での作業のしやすさも考えて設計しないといけません。学生の頃なら、一着縫うだけで良かったので時間がかかる作業もたくさん取り入れてきましたが、今は生産工程のことも考えて仕事をしています。」

第二新卒でオンワード樫山に入社したY.Tさん。以前は販売員をしており、デザイナーの考えを、お客さまに伝える人になりたいと思ってきた。そのなかで、「素敵なお洋服だけど体型に合わないから購入を諦めます」というお客さまを見てきて、せっかく気に入っていただけたものをお客さまの手元へ届けることができないことに悔しさを感じていたと話す。そんな経験を少しでも減らしたい、と販売員の仕事を辞め、オンワード樫山でパタンナーとして働いている。

現在の仕事内容

Interview02

コロナ禍で変化した働き方

「これからも時代と共に進化し続けられるパタンナーを目指していきたいと思います。進化しなければならないと感じた理由はこのコロナ禍での働き方にありました。緊急事態宣言が発令され在宅勤務が強いられた時、わたしたちパタンナーはとても戸惑いました。パソコンでパターンの作成はできても、自宅の環境だけではトワルを縫ってデザイナーに見てもらえません。 そこで、取り入れられたのが3DCAD(画面上のボディに直接着せて3Dの状態で見ることができるソフト)でした。この3DCADによって、わたしたちはトワルを縫うことなく、在宅勤務でも画面上だけでデザイナーのチェックを受けることができました。」

これまでパタンナーは在宅勤務ができる職種ではない、と思っていたと話す。しかし、あくまでもそれは思い込みだったようだ。
工夫してやればできるという新しい気づきを得て、働き方も新しい時代にアップデートしていく必要性を強く感じていると話す。

Interview03

コロナ禍で得たもの

「3DCADを取り入れて良かったと感じたのは、作成するトワルの数が以前よりも減ったことです。トワルは仮の布(シーチングと呼ばれています)で作るとお伝えしましたが、このトワルはデザイナーのチェック後、一定の期間を置いたら処分されてしまうことがほとんどです。
これからより一層、アパレル業界ではサステナブルを目指していかなければならないにも関わらず、このトワルが処分されることを心苦しく思っていました。それがこの3DCADで減らすことができたのも大きな発見でした。」

このコロナ禍で失うものもあれば、このようにサステナブルに繋がる働き方や、在宅勤務のような新しい働き方も得たと話す。厳しい状況に感じられる時も、自分が変わればアパレル業界のメリットになる働き方ができると感じ、これからも前向きな気持ちで変化を恐れずに新しいことにどんどん挑戦していきたいと意気込みを語ってくれた。

MESSAGE

MESSAGE

「今就活している学生さんは不安な気持ちが大きいのではないでしょうか。私も同じ立場だったらアパレル業界に進んでも良いのかな、好きなことを仕事にしても良いのかなと悩んでしまうかもしれません。
でも、好きだからこそ向けられる熱量があります。
私も、実際洋服が好きだからこそパタンナーとして、どんな逆境でも乗り越えてみせようという熱い気持ちを持てたし、家族や友人も仕事をしている私が生き生きして楽しそうだと言ってくれます。
好きという気持ちを大切にして突き進んでいけば、どんなことにも立ち向かえる自分と、新しいアパレル業界をつくれるような働き方が待っていると思います。」

(掲載の内容は撮影当時の情報に基づいております。)

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