環境・社会貢献活動

「オンワード・グリーン・キャンペーン」を通じてお引き取りさせていただいた衣料をリサイクルして作った毛布4,000枚を、モンゴル国ダルハンの孤児院と寄宿寮の子どもたちなどに寄贈しました。

第12回目の支援活動先であるモンゴル国は、世界で最も冬が寒い国の一つと言われています。季節による気温の差が激しい内陸性の気候で、夏は気温が40°C近くまで上がる一方、冬は氷点下30°C以下まで下がります。夏の干ばつに続き、豪雪や氷点下30°C以下の極寒の冬が訪れるモンゴル国では、この国特有の「ゾド」と呼ばれる自然災害の被害が2000年以降増加傾向にあります。

今回の寄贈先であるダルハン・オール県はモンゴル国の中心部に位置します。この地域には、「ゲル」と呼ばれる壁にフェルト（動物の毛を使った不織布）が使われる伝統的な移動式住居に住んでいる方々がいます。「ゲル」の中は、暖房を常時つけていれば暖かいのですが、経済状況が厳しい世帯は暖房を常に使用することができず、毛布を何枚も被り寒さをしのいでいます。

この度の寄贈では、孤児院と寄宿寮の子どもたちにリサイクル毛布2,000枚を配布し、極寒の冬を乗り切るための生活改善物資として活用していただく予定です。また、緊急救援用の備蓄として、リサイクル毛布2,000枚をモンゴル赤十字社に寄贈しました。